高貴、軍隊、そしてインテリ
ろくに努力もせず、毎日くそみたいな生活を送っているこの情けない人物は誰でしょう?―そう、僕です。
…どうも僕です。
ああ、石を投げないでください。ちょっと今期のお気に入りアニメの真似をしたかっただけなんです。出来心なんです。
そんな訳で今回はお気に入りの今期アニメをお題に語っていきます。
普通は全部見てから感想とか書くんでしょうけど、僕のことなんでどうせ書かないと思います。
そこで逆に考えて、先手を打つのです。
意味が解らないって?
大丈夫です。僕も意味を理解してないので。
今期はアタリが多いんですがそのうちの三つを述べていきたいと思います。
それは
「アサルトレズゥリリィ」
「ストライクウィッチーズ ROAD to BERLIN」
「魔女の旅々」
です。
これが今期の三本柱です。僕にとっての斎藤、桑田、槙原です。どれが誰かはご想像にお任せします。
でェ、この三つが正しく僕の性格的志向を端的に表してるんですよね。
だから語りたくてしょうがなかったんですね。なのでアニメについてというよりも自分語りって感じです。
アニメをだしに自分を語るという唾棄すべき行為ですがお許しください。
それではいきます。もしかしたらネタバレになるかもしれないのでこの三作をまだ見てない人は注意してください。
・アサルトリリィ
2億点満点。
こういう百合って最高。血がつながってないのに疑似姉妹としてお互いを大事にするんですよ。他人を貶めてばかり(主観)の人間が、他人を慈しむって奇跡だと思うんですよぼかぁ。
そして、こうゆうお嬢様学校風の百合って僕から見るとめちゃくちゃ高貴な世界で美しいんです。お嬢様学校って、キリスト教系の学校をイメージするように西洋的なんです。僕にとって西洋って近代、文明、上品の象徴です。(あくまで主観です。西洋中心主義を否定する研究はいっぱいあります。)で、僕には西洋的なものへの憧れと貧乏人特有の優雅な世界への羨望があるんですよ。だから、それを刺激してくれるからこの作品がめちゃくちゃ好きで好きでしょうがない。
ただの百合とはちょっと違うんですよ。その辺に生えている花と、庭園に生えている花どっちが美しいですかって言われたら、そりゃ庭園に映えているほうです。
僕は二郎じゃなくて高級フレンチを食いに来たんじゃ。
この優雅さがあるから、アサルトリリィはやめられねぇ。
しかも、女の子が戦うというところが更にいいんです。
「戦闘なんて野蛮な行動は優雅に程遠いだろワロタ」
なんて思うかもしれませんが、違うんですよ。
この作品は戦闘が上品さを征服なんてしてないんですよ。むしろ戦闘前に衣服を整えたりするシーンを入れる事で上品さが戦闘を支配下に置いているのですよ。最高!
むしろ、国家を守るという義務を果たしつつ、お嬢様然としている所にイギリス的ノブレス・オブリージュを感じて僕的には加点ポイント!特権階級に胡坐するそれとはわけが違うんです。
正しくこの作品は僕の高貴に対するあこがれと理想を受け止めてくれるアニメなのです。
以下は雑記。あっさりと流してください。
楓・J・ヌーベルさんは好きなんですが夢結様と梨璃のシュッツエンゲルが素晴らし過ぎて、彼女と梨璃がくっつく世界戦が想像できない。
どうしても超えられない壁があるんです。
あと第4話に出てきたロザリンデ・フリーデグンデ・フォン・オットーめっちゃ可愛かった。VONの字は言ってるんですよ。ドイツ貴族のお嬢様ですよ⁉僕にとってドイツってだけでやばいのにドイツ貴族とか最高!プロイセン貴族で軍人の家系であって欲しい。僕のお姉さまになって欲しい。
・ストライクウィッチーズ ROAD to BERLIN
ベルリンにソ連国旗を掲げるのだ!
…失礼しました。
アサルトリリィは僕の高貴への憧れを受け止めた作品なら、こっちは僕の粗野で男性らしい軍隊的なものへのあこがれを受け止めた作品でしょう。
「女の子が出てるのに粗野で男性的って矛盾じゃんワロタ」
と思うかもしれませんが、待ってほしいんです。
ウィッチたちの元ネタって二次大戦中のエースパイロットじゃないですか。
僕の大好きな「空の魔王」が元ネタのキャラもいますし
そうゆう面も含めて第二次大戦的な要素を感じるんですよ。
戦争は女の顔をしていないって本があるくらいじゃないですか。そんな感じで戦争という要素を強く感じると比例して男性的要素を感じるんですよ。ていうかそもそも戦争って暴力という野蛮な行いの一つだからどうしても野蛮を感じざるを得ない。
で、さんざん暴力だ、粗野だ言ってますが僕はそういう世界が大好きなんですよ。hoiとかやりますし戦争系のボードゲームもやります。
だから、ああやって軍艦が活躍したり、女の子とはいえ軍人が活躍しているのを見ると心が躍ってしまうんです。
しかも、今回のストパンはベルリンを解放するんですよ!ベルリンですよ、ベルリン!僕がアサルトリリィでちょっと触れましたが、愛するドイツ(作中内では帝政カールスラント)の首都が解放されると思うともうワクワクが止まらん。そりゃ旗立てたくなるわ。
そんな感じでストパンは僕のドイツと軍隊的なものへと憧れを軽ーく受け止めてくれるので継続視聴することにします。
軽ーくというのは幼女戦記と比べると受け止める深さが違ったため。
以下雑記。
坂本さん、帽子似合ってるしめっちゃ可愛かった。あと、宮藤はまた現地妻を作ったのか。
・魔女の旅々
※このアニメの受け止め方は僕独特っていうか頭おかしいので、笑って読んでください。
これってインテリの理想像だと思うんです。
何を言ってんだと思いますが、まぁ落ち着いて聞いてくださいな。
まず、魔女ってこれ確実に博士号じゃないですか。
ていうか僕にとっては博士号に映ったんです。
しかも、それを師匠からもらうって古き良き徒弟制度的な教授と弟子の関係じゃないですか。
もう完全に魔女はインテリです。
で、そんなインテリが旅をして世界をめぐるっていうのがいいんですよ。
旅人って当然訪れた場所の住人にとっては外側の人なんですよ。その外側っていうのが、世間から一定の距離をおきつつ自身の思想などを深める古き良きインテリっぽいんですわ。竹林の七賢とかいたでしょ?中世の聖職者は山にこもってたでしょう?ボリシェヴィキのインテリたちも亡命の形ではあるけど国外に出てたでしょう?カントは自分の村から出てないって?アーアー聴こえなーい!
つまりはそういう事なんです。
世間から一歩引いた位置にいながら世界をめぐり自身の見聞を広めるイレイナがもう羨ましくてしょうがない。
たとえ実際の博士が理想憎悪は程遠い人権のないクソな世界だとしても。むしろそのような現実があるからこそこの様な理想像にひかれるのです。
「旅するのに博士号というか、魔女の称号なんていらなくじゃんワロタ」
なんて思うかもしれませんが違うんです。
権威がない奴の旅ってただの旅なんですよ、僕から見たら。
そこに、自身の内なる世界を広めるというロマンが感じられないんですわ、僕が。
この差が結構大きいんです。
旅を経験して登場人物の智が広がるとまるで自身のことのようにうれしいんですわ。
ま、僕が権威に弱いだけかもしれませんけどね。
以下雑記
三話が星新一味があって大変良かった。イレイナの性格も賛否はありそうですが僕は好きです。あくまでキャラクターとして。
まとめ
以上のように今期アニメは僕の好きなもの、理想像を的確に打ち抜いてくれるものばかりです。それぞれの要素をみると見事に矛盾し合うものばかりですね、これは。僕の内的矛盾を反映してるといっても過言ではないでしょう。これを顧みるに私という人物は優雅さも、力強さも、インテリ的素養も得られていない、もしくは中途半端な人物なのでしょう。
…自分についてはこの辺にしておきます。
この三作はどれも面白いです。もう誰かと語りたくてしょうがないのでぜひ見てください、見ろ。
また、この三作以外にも面白い作品にあふれているのでぜひ、いろいろとご覧ください。
皆さまとお話しできる日を楽しみに待っております。
それでは。