藤子・F・不二雄大全集 ドラえもん⒀ 感想
どうも僕です。
毎日声と物音で頭おかしくなりそうだから逃げる事にした。夢に藤子・F・不二雄先生が現れた事が発端だった。そうだ、F先生のマンガだ。小学生くらいまで、お小遣いを貯めては時々買っていた。ただ、あの頃は小遣いが少なくて、てんとう虫コミックスのものしか買えなかった。だが、今は違う。藤子・F・不二雄大全集が届いた。手に入れたのだ。初めはパーマンを買うか悩んだが、やはり付き合いが長いドラえもんの方を選んだ。それにしても何故今回13巻という中途半端な巻を買ったのか?それは、この巻に見たい話が収録されているのだ。それを含めて、自分の中でお気に入りの話の感想を述べていく。ネタバレになっている点もあるので、まだ買ってない人は買ってから見たほうがいいかも。
どんぶらガス
さいしょはドンブラコだと思った。ジャイアンが外で昼寝しようとする点は凄く羨ましそうだが、それで空き地を占拠する当たりなかなかである。のび太みたいに裏山に行けよとも思った。みんなでガスを使って楽しく土の中で遊べて良かった良かった。オチのジャイアンと4人の対比がほほえましくて好き。
ラジコンテレビ
今度はドンブラコが出てきた。スネ夫とのび太が二人で楽しそうに遊んでるのは珍しい。ドラえもんによく出てくる、遠隔操作できる本物同然の模型の話とか大好きだから面白い。ラジコンを買ってもらえなかったから特に。こういう遊びをやりたいと思えるのがドラえもんって感じ。
アニメスプレー
描いた絵が紙の上を自由に動くようになるスプレー。紙をつなげればつなげるだけ広がる。こう、日常の何気ないもので凄い楽しい世界が出来るっていうのが良い。空想が広がる感じがして。小さい頃自分が描いた絵の世界が動いたら…そう思うとこの思いは共有できる…かなぁ。
実物ベニヤ
ベニヤで作ったものがその通りの働きをする。これも、自分で考えれば何でもできそうって所が好き。実際、作中では海を作ったり、船で遊んだり、いろいろしていた。僕ならバイクとか作ってみたい。機関車もいいかもしれない。みんなで作ったもので競争したりとか。
クロマキーでノビちゃんマン
現実に合成できるクロマキー。これは小さい頃、のぶ代版で見てお気に入りだった。これでのび太みたいにウルトラマンごっこしたいって思ってた。漫画で見てみると、戦闘シーンが一コマしかなかったが、結構迫力が出て驚いた。
お子様ハンググライダー
お子様サイズの小さいハンググライダー。これも小さい頃見て好きだった。タケコプターじゃなくて、ハンググライダーで滑空するっていうのがすごい魅力的なのだ。ギャグマンガとしてのオチものび太だもんなって感じがして好き。
ドラえもんに休日を
読みたかった話。のび太とドラえもんの友情、ジャイアンの男気がすべてこもってて大好き。普段ダメなのび太が、「ドラえもん」という「親友」の為にあそこまで覚悟を決める姿が大好き。最後のコマで、ほんとは色々あったけど「平和な一日だったよ」っていうコマののび太がかっこよく映る。また、のび太をジャイアンが助けてくれるのも、友情って感じで心がジーンとする。一応、ジャイアンは大長編じゃなくてもいいところがあるのだ。
45年後…
45年後ののび太が、過去ののび太と入れ替わって楽しむ。45年後ののび太が、いろいろ懐かしむ姿を見てると、のび太も大人になるんだなっていう事を実感して、ちょっと寂しさを覚える。だけれど、それと同時に、のび太もいろんな経験をして、しっかりと大人になったという事に嬉しく思う。最後の45年後ののび太の言葉が、希望をくれる。今はどん底で、毎日クソみたいな声とか聞こえるて、どうにもならないかもしれないと思って生きてるけど、少しだけ希望が湧いてくる。のび太と自分を重ねるのはおこがましいが。
全体を踏まえると、みんなで楽しい遊びができる道具が出る回か感動系が好きらしい。
貴方も、大全集を買ってお気に入りの話を見つけよう!